KマッププラグインAPIの設定、リクエスト上限設定

2025年04月18日

こんにちは! ぐーどろの開発担当ユウキです🐍

ぐーどろが今一番力を入れている地図プラグイン、KマッププラグインのAPI設定について解説をします🌟

 

1. GMP APIキーの設定

2.APIリクエスト数上限設定

3.アラート設定

1. GMP APIキーの設定

 まずは、プラグインの設定で最初に出会う壁である「Google Maps Platform」でのAPIキーの取得です。

 

 

基本的には「Google Maps Platform APIキーの取得・設定」マニュアルの手順で設定を進めます。

「4.2 APIキーが作成されます。」で表示される「自分のAPIキー」をコピーしてメモしておきます。

メモ後は続きの設定を行い、請求先情報の紐づけ「5.7 以下の画面が表示されたら請求アカウントの設定は完了です。」まで終わったら、プラグインの設定に戻ります。

 

プラグインの設定「Google Maps Platform」タブにてメモしておいた「自分のAPI」キーをペーストすれば完了です。「kintone」タブから右のタブで詳細を設定していけば、アプリ上に地図が表示されるようになります。

 

 

APIキーを失念してしまったら、 Google Cloud Platformにアクセスし、画像赤枠部分から作成したプロジェクトを選択します。

 

 

 

左のメニューから「APIとサービス」を選択します。

 

 

左のメニューから「認証情報」を選択し、作成したAPIキーの「鍵を表示します」でポップアップ画面に鍵が表示されます。

 

 

2.APIリクエスト数上限設定

 KマッププラグインではAPIリクエストを送ることにより、緯度経度の取得や地図の取得をしています。

地図を表示するたびにAPIリクエストをしているため、無料枠を超えてしまうことがあります。無料枠内で使用するためにAPIのリクエスト数の上限を設定することが可能です。

 

 無料枠の目安はこちらになります。

・毎月200ドルの無料クレジット: ほとんどのGoogle Maps Platform APIに対して、

 毎月200ドル分の無料クレジットが提供されます。
・各APIの無料使用量上限: 無料クレジットとは別に、

 各APIには具体的な無料使用量の上限が設定されています。
 ・Maps JavaScript API: 動的地図の読み込みで月間10,000回までが無料枠の目安です。
 ・Geocoding API: ジオコーディングのリクエストで月間10,000回までが無料枠の目安です。

 

Google Maps Platformの左のメニューより「割り当て」をクリックします。

まずは「Maps JavaScript API」から始めます。

 

画面上部のドロップダウンで「Maps JavaScript API」を選択します。

 

 

月辺りのAPIリクエスト数の上限という設定ができないため、1日あたりに換算して設定を行います。

月間10000回までが無料枠のため、営業日数(約20日)で割った、500回を1日の上限とします。

 

Map loads per day」のチェックボックスにチェックを入れ、「Edit」をクリックします。

 

 

「Unlimited」のチェックを外し、「新しい値」に500と入力、「完了」をクリックします。

 

 

「リクエストを送信」をクリックして完了です。無制限から上限を設定する場合は確認ポップアップが表示される場合がありますが「確認」をクリックします。

 

 

次に、Geocoding APIも同様に設定を行います。こちらも1日の上限は500回とします。

画面上部のドロップダウンで「Geocoding API」を選択します。

 

 

「v3 requests per day」のチェックボックスにチェックを入れ、「Edit」をクリックします。

(v4は正式リリース前のAPIのようなので、将来プラグインのアップデートでv4に変更になるかもしれません)

 

 

「Unlimited」のチェックを外し、「新しい値」に500と入力、「完了」をクリックします。

 

 

「リクエストを送信」をクリックして完了です。無制限から上限を設定する場合は確認ポップアップが表示される場合がありますが「確認」をクリックします。

 

 

3.アラート設定

 無料枠の上限が近づいてきたら通知が届くようにすることも可能です。

先ほどのAPI数の上限設定を行った画面のまま設定を続けます。

 

 Maps JavaScript APIで設定をしてみます。

今回は割り当てたAPI上限数の8割を消費した際に通知が届くようになっています。

先ほどAPI上限数を設定した「Map loads per day」の右端の3点リーダーから「使用量アラート」を選択します。

 

 

アラート ポリシーのテンプレートという画面が表示されます。

「通知チャンネルを使用」ドロップダウンをクリックします。

 

 

「Manage Notification Channels」を選択します。

 

 

通知を受け取るツールが選べます。

 

 

今回はEmailを選択してみます。

Emailの行の「Add New」をクリックします。

 

 

ポップアップ画面が表示されるので、通知を受け取りたいアドレスとチャネル名を入力し、保存します。

 

 

前の画面に戻って、再度「Map loads per day」の右端の3点リーダーから「使用量アラート」を選択し、表示された画面で「通知チャネル」ドロップダウンをクリックします。

 

 

先ほど登録した通知の受取先が選択できるようになっているのでチェックをいれてOKをクリック、作成をクリックします。

 

 

これで設定は完了しました。

 

 

試しにMaps JavaScript APIの割り当てを10にして通知が届くか確認してみます。

Maps JavaScript APIを使って地図を表示させているので、アプリの一覧をリロードしたり、詳細画面で地図を表示したりしていきます。

 

設定画面で今どれくらいAPIを使用しているか確認できます。

※少しラグがあります。

90%になりました。

 

 

少し待っているとメールが届きました。

 

 

成功です。

 

まとめ

 参考になりましたでしょうか。Google Maps Platformでは他にも様々な設定ができるようなので、ぜひ設定画面をいじってみてください。最後の通知メールも文面を編集できるようです。

 私もまだまだGoogle Maps Platformは未知の部分が多いので、新たな発見があれば新しく記事にまとめたいと思います。

 

 

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