kintoneと地図を連携させる3つの方法|自社に合う選び方を徹底解説

2025年09月28日

 

1. はじめに:kintoneの地図連携、成功の鍵は「目的」に合わせた選び方

kintoneに蓄積された顧客情報や案件リスト。これらのデータを最大限に活用するため、「地図と連携させたい」と考えるのは自然な流れです。しかし、いざ検討を進めると「どのサービスを選べば良いのかわからない」「無料のツールと有料のプラグインでは何が違うの?」といった疑問に直面する方も少なくありません。

この記事では、kintoneのプラグイン開発も手掛ける私たちが、専門家の視点から地図連携の実現方法を整理し、特にビジネスでの活用を前提としたプラグインの選び方について、その判断軸を丁寧に解説します。

2. kintoneと地図を連携させる3つの方法

kintoneと地図を連携させるアプローチは、大きく3つに分類できます。

方法1:プラグインを利用する【手軽さと機能性のバランス型】

最も一般的で、多くの場合に最適な選択肢となるのが「プラグイン」の活用です。プログラミングの知識がなくても、kintoneに高度な地図連携機能を追加できます。ビジネス活用のための豊富な機能が用意されており、本記事ではこの方法を主軸に解説します。

方法2:個別開発でGISのAPI等を活用する【自由度の高さが魅力のオーダーメイド型】

Google Maps PlatformなどのAPIを利用し、自社の業務に合わせて独自のシステムをゼロから構築する方法です。要件に合致したシステムが作れますが、高額な開発費用と期間、そして完成後の保守運用コストが必要になります。

方法3:標準機能や無料ツールで簡易的に実現する【コストを抑えたシンプル型】

kintoneの標準機能で住所から地図アプリへのリンクを生成したり、安価または無料で提供されているツールを導入したりする方法です。これらのツールは、レコード詳細画面から地図を開くといった基本的な機能を手軽に実現できる一方で、kintoneの一覧画面上で複数のデータを可視化・分析するような高度な機能は持たないことがほとんどです。

 

3.kintoneと地図を連携するメリット

kintoneと地図を連携させることで、これまでリストやグラフでしか見られなかったデータが、地理的な動きや分布として直感的に把握できるようになります。主なメリットは以下の通りです。

メリット1:営業活動の効率化

顧客や案件情報を地図上にプロットすることで、担当者の活動範囲を一目で把握できます。これにより、移動時間のロスを最小限に抑えた最適な訪問ルートの設計が可能になり、1日の訪問件数や商談機会を増やすことにつながります。

メリット2:エリアマーケティングの精度向上

顧客の分布密度や、売上が集中しているエリアを視覚的に捉えられます。ヒートマップ機能などを活用すれば、「どのエリアに注力して広告を打つべきか」「どこに新しい営業拠点を設けるべきか」といった戦略的な意思決定を、感覚ではなくデータに基づいて行えるようになります。

メリット3:円滑な社内情報共有

地図上で案件や顧客情報を可視化することで、社内での情報共有が格段にスムーズになります。誰もが直感的に状況を把握できるため、部署間の連携が強化され、顧客への迅速な対応や、より効率的なサポート体制の構築を実現します。

4.ビジネス活用なら「オフィシャルパートナー製プラグイン」が安心な理由

上述「kintoneと地図を連携させる3つの方法」の方法3で触れた無料ツールの中には、サイボウズ社のオフィシャルパートナーに加入していない企業のソリューションも存在します。手軽である一方、kintoneのアップデートに対応できなくなったり、セキュリティ上の懸念があったりする可能性もゼロではありません。

その点、サイボウズオフィシャルパートナーが提供する有料プラグインは、定期的なアップデート対応や手厚いサポート体制が期待でき、安心して長期利用できます。

👉 kintone公式サイト「プラグイン・連携サービス」一覧

「地図」などの機能からの絞り込みも可能です。

引用:kintoneプラグイン・連携サービス https://kintone-sol.cybozu.co.jp/integrate/search/ (2025年9月参照)

5.kintone地図連携プラグインの選び方と代表的な選択肢

さて、ここからはビジネスでの活用を前提とした、具体的な有料プラグインの選び方について解説します。

まず、プラグイン選定における一般的な考え方として、ソリューションの価格と機能の豊富さは比例する傾向にあります。長年の実績があり、あらゆる業務を想定した多機能なサービスは、相応の価格設定であることが多いです。一方で、特定の領域に特化したサービスは、比較的リーズナブルな価格で導入できることがあります。

大切なのは、自社の「目的」と「予算」を明確にしたうえで、公式サイトで機能一覧や価格を確認・比較することです。

プラグイン選定チェックリスト

チェック項目 確認すべき内容 重要度の目安
機能 ヒートマップ、ピン編集、ルート検索など、自社の業務に必要な機能が揃っているか ★★★
価格 月額費用・初期費用が予算に収まるか ★★★
操作性 ノーコードで設定できるか、現場担当者が直感的に使えるか ★★☆
サポート体制 導入時の支援や問い合わせ対応、マニュアルの充実度は十分か ★★☆
アップデート対応 kintone本体のアップデートに継続的に対応しているか ★★★
セキュリティ データ保護や利用規約が安心できる内容か ★★★
上記のチェックリストを踏まえて各サービスを比較検討することが、失敗を避けるための重要なステップとなります。
参考として、kintone地図連携プラグインの代表的なサービスと、私たちの「Kマッププラグイン」の公式情報をご紹介します。

代表的な高機能プラグインの例

長年の実績と豊富な機能で広く知られている代表的なサービスの一つに、あっとクリエーション株式会社が提供する「カンタンマッププラグイン」等があります。 詳細な機能や料金については、公式サイトをご確認ください。

👉「カンタンマッププラグイン製品ページ」はこちら

私たちの提案:「Kマッププラグイン」の特徴と将来性

私たちぐーどろは、市場にある優れたプラグインの中でも 「データ分析による、より良い意思決定」という領域にフォーカスした「Kマッププラグイン」を開発・提供しています。

ここからは、私たちのKマッププラグインがどのような思想で作られ、どのような価値を提供できるのか、その特徴と将来性についてご紹介させてください。

手軽に設定できる、シンプルな操作性

Kマッププラグインは、プログラミングの知識がなくても導入・設定ができる手軽さが特長です。
誰でもすぐに地図上でデータを扱えるため、kintoneに蓄積された情報をより直感的に活用できます。
また、導入時には設定サポートもご用意しているので、初めて地図連携を行う方でも安心してお使いいただけます。

「ヒートマップ機能」でデータを見やすく可視化

地図上にデータを表示するだけでなく、「ヒートマップ機能」によって分布や傾向を分かりやすく可視化できます。
顧客の分布や売上が集中しているエリア、問い合わせの多い地域などをひと目で把握でき、「次にどこに注力すべきか」を考えるきっかけを提供します。

安価に導入でき、すべてのユーザーに開かれた地図活用を

これまで高価なシステムや専門知識が必要だった地図分析を、もっと身近に。
Kマッププラグインは、機能を厳選し価格を抑えることで、どなたでも始めやすい費用感を実現しました。
すべてのkintoneユーザーに“地図の力”を届けることを目指しています。

ユーザーと共に進化するプラグイン

Kマッププラグインは、導入いただいたユーザーの声をもとに、機能追加や改善を継続的に行っています。
お客様の成長とともに進化し、より多くのkintoneユーザーに「地図の力」を届けていく、それが私たちの目指す姿です。

👉 「Kマッププラグイン」の詳細はこちら

6.まとめ:自社の「目的」と「予算」に合った最適な選択を

ビジネス成果を出すには「目的」と「予算」に合った有料プラグインの選定が欠かせません。

市場には多機能で実績豊富なサービスから、Kマッププラグインのように特化型のサービスまで幅広い選択肢があります。
「感覚的な営業からデータに基づく戦略的営業へ」「費用を抑えてエリアマーケティングの精度を高めたい」と考える企業には、Kマッププラグインが強力なパートナーになります。

まずは自社のデータでどのような分析ができるのか資料をご覧いただき、御社の課題解決に役立つ情報をご確認ください。

👉Kマッププラグイン(Googleマップ連携)製品説明資料ダウンロード

👉ぐーどろのkintone開発支援資料ダウンロードはこちら

Kマッププラグイン製品ページ/30日無料お試し

・🕺ダウンロードなしですぐに試せるオンラインデモサイト(ID/Pass: tokyo/tokyo)

・Kマッププラグイン説明ビデオ

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