CRMの基本と地図連携のメリット

2025年04月15日

目次

・そもそもCRMとは?
・CRMツールの主な機能と選び方
・地図システムとの連携活用メリット
・自社にフィットするCRM構築のポイント

そもそもCRMとは?

「CRM」という言葉、聞いたことはありますか?専門用語のようで、難しそうに感じるかもしれませんね。でも、実は皆さんの身近なところでも活用されている考え方なんです。

例えば、街のパン屋さん。常連のお客様の顔を覚えていて、「いつものパンですね!」と声をかけたり、好みを知っていておすすめの商品を教えてくれたりしますよね。これって、お客様一人ひとりを大切にする、立派なCRMです。

CRMとは、「Customer Relationship Management」の略で、日本語では「顧客関係管理」と訳されます。つまり、お客様との関係をより良くし、長く続けていくための考え方や仕組みのこと。そして、その仕組みを実現するためのツールが「CRMツール」です。

なぜ今、CRMが重要なのでしょうか?それは顧客のニーズが多様化し、情報があふれる現代において、企業が成長していくためには、お客様一人ひとりに寄り添った対応が不可欠だからです。CRMを活用することで、お客様の満足度を高め、結果的に売上アップにも繋がります。

CRMツールの主な機能と選び方

では、CRMツールにはどんな機能があるのでしょうか?代表的な機能を5つご紹介します。

・顧客情報管理:お客様の名前、連絡先、年齢、性別、購入履歴など、様々な情報を一元的に管理できます。

・営業案件管理:見込み顧客へのアプローチ状況や商談の進捗状況などを管理し、成約までのプロセスをサポートします。

・顧客対応履歴管理:電話、メール、訪問など、お客様との過去のやり取りを記録・管理し、
          スムーズな対応を可能にします。

・マーケティング支援:メールマガジンの配信やキャンペーンの実施など、
           顧客との関係を深めるためのマーケティング活動を支援します。

・レポート・分析:蓄積された顧客データを分析し、売上動向や顧客満足度などを把握することで、
         より効果的な戦略立案に役立ちます。

CRMツールを選ぶ際には、まず自社の課題や目的に合った機能が搭載されているかを確認しましょう。例えば、営業活動を効率化したいなら営業案件管理機能が充実しているツール、顧客とのコミュニケーションを重視するなら顧客対応履歴管理機能が使いやすいツールを選ぶと良いでしょう。

次に、予算も重要なポイントです。無料のツールから高機能な有料ツールまで様々な種類がありますので、自社の規模や予算に合わせて選びましょう。

また、ITに詳しくない方は操作が簡単で直感的に使えるツールを選ぶのがおすすめです。多くのツールで無料トライアルが用意されているので、実際に試してみて使いやすさを比較することもオススメします。

地図システムとの連携活用メリット

CRMツールだけでもお客様との関係を強化できますが、地図システムと連携することで、さらに大きなメリットが生まれます。

ここでいう地図システムとは、Googleマップのように地図情報を表示するだけでなく、地理的な情報を活用するシステムのことです。さらに高度な分析を行うシステムとして「GIS(地理情報システム)」もあります。GISは、地図情報に様々なデータを重ね合わせて分析することで、新たな発見や洞察を得ることができます。

では、CRMと地図システムが連携すると、具体的にどんな活用ができるのでしょうか?例を2つご紹介します。

・効率的な営業活動:CRMに登録されている顧客の住所情報を地図上に表示することで、
          営業担当者は訪問ルートを効率的に計画できます。地図上で顧客の分布状況を把握できるため、
          移動時間を削減し、より多くの顧客を訪問することが可能になります。

・エリアマーケティングの強化:特定の地域に住む顧客の属性情報(年齢層、購入履歴など)を地図上に重ねて表示する
               ことで、エリアごとの特性を把握できます。これにより、地域に合わせた最適なマーケ
               ティング施策を展開したり、新たな出店候補地を探したりすることができます。

このように、地図システムとの連携は、単に場所を表示するだけでなく、地理的な視点から顧客を理解し、より戦略的なビジネス展開を可能にするのです。

関連記事:GISとは?kintoneとGoogleマップではじめるデータ活用

自社にフィットするCRM構築のポイント

せっかくCRMツールを導入しても、自社の業務に合っていなければ、十分に活用することはできません。そこで重要になるのが「自社にフィットしたCRM」を構築するという考え方です。

例えば、顧客管理において、「次の提案タイミング」を管理したい場合、多くのCRMツールでは標準項目として用意されていないかもしれません。また、顧客のステータスを「A,B,C,D」の4段階で管理するのではなく、「初期接触」「ヒアリング」「提案」「見積提出」「交渉」「受注」「納品」「フォローアップ」といった8段階で細かく管理したい場合もあるでしょう。

このような自社独自の管理項目やステータスに合わせてCRMを柔軟に設定できるのが、kintoneのようなノーコードツールの大きなメリットです。プログラミングの知識がなくても、ドラッグ&ドロップなどの簡単な操作で、自社に必要な項目や管理フローを自由に設計できます。

また「Kマッププラグイン」を活用すれば、kintoneで管理している顧客情報を地図上(Googleマップ)に表示することができます。つまり、自社独自の管理項目やステータスで分類した顧客情報を、地理的な情報と組み合わせて視覚的に把握できるようになるのです。

例えば、「次回提案予定日が近い顧客」を地図上に色分け表示したり、「受注確度の高い顧客」が特定のエリアに集中していることを発見したり、といった活用が考えられます。

このように、ノーコードツールと地図連携プラグインを組み合わせることで、ITに詳しくない方でも、自社のビジネスに最適なCRM環境を構築し、顧客との関係をより一層強化していくことができるのです。ぜひ、Kマッププラグインを活用して、地図とCRMの連携による新たな可能性を体験してみてください。

関連記事:Kマッププラグイン活用事例:株式会社ソナエル様

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