2025年09月17日
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ビジネスに地図情報を活用したいけれど、気になるのはやっぱりコスト。特にGoogle Maps Platformの料金体系は複雑そうで、導入をためらっている方もいるのではないでしょうか?
この記事では、これからKマッププラグインの利用を検討している方に安心してKマッププラグインをご利用いただけるよう、Google Maps Platformの料金体系から、無料枠や上限設定を活用していかに安心して運用できるのかご紹介します。さらに既にKマッププラグインを利用されている皆様へ、2025年のGoogle Maps Platformの料金改定の影響や、全体コストの管理のための具体的な方法も解説します。
目次
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1.GIS活用のコストの壁をKマップが解決!
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2.Google Maps Platformの料金、仕組みを理解しよう
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-無料枠、従量課金とは?
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-知っておきたい!料金変動の可能性と対策
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3.Kマッププラグインでの利用、料金はどうなる?
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-プラグインが使うAPI、料金への影響は?
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-具体例で解説!利用料金の目安
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4.気になる2025年3月の無料枠変更の影響は?
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-変更点を解説!Kマッププラグイン利用への影響
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-今後の料金変更の可能性
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-Google Maps Platformで利用額の上限設定でさらに安心
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5.まずは30日無料トライアルから試してみましょう
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1.GIS活用のコストの壁をKマッププラグインが解決!
Google MapなどのGIS(地理情報システム)は、ビジネスの可能性を大きく広げる強力なツールです。顧客データの可視化、エリアマーケティングの最適化、効率的なルート設計など、その活用範囲は多岐にわたります。一方で、「GISってなんだか難しそう」「導入コストが高そう」といったイメージをお持ちの方もいるかもしれません。
Kマッププラグインは、そんなGISの導入におけるハードルをぐっと下げ、kintoneの業務アプリに手軽に地図機能を組み込むことができる画期的なツールです。そして、気になるコスト面でも、Google Maps Platformの安価な料金体系とKマッププラグインの効率的な設計により、費用対効果の高い運用が期待できます。
※Kマッププラグインをご利用いただくには、プラグイン自体の料金と、Google Maps Platformの無料枠を超えた場合の利用料金が別途必要になる場合があります。(Google Maps Platformには月々の無料利用枠あり)
2.Google Maps Platformの料金、仕組みを理解しよう
無料枠、従量課金とは?
Google Maps Platformの料金体系を理解することは、コストを把握する上で非常に重要です。主な要素は以下の2つです。
・無料利用枠: 各APIに毎月1万回までの無料利用枠が設定されています。
・従量課金:無料枠を超過した分は、APIの種類と利用回数に応じて課金されます。
そのため、多くのケースでは無料枠内でKマッププラグインをご利用いただけます。仮に超過しても、使った分だけ支払う仕組みなのでコストを抑えやすい点が特徴です。
知っておきたい!料金変動の可能性と対策
Google Maps Platformは過去に料金改定があり、今後も変更される可能性があります。ただしGoogle社は通常、事前に告知を行い、対応期間を設けています。
とはいえ、一般の利用者が料金変動の情報を常に把握し、Google Maps Platformの最新情報を定期的に確認したり、Google Cloud Platform Consoleで利用状況を監視したりするのは、なかなか負担が大きいものです。
そこで当社では、料金改定の影響やコスト管理の方法を随時ご案内し、安心してご利用いただける体制を整えています。
3.Kマッププラグインでの利用、料金はどうなる?
プラグインが使うAPI、料金への影響は?
「無料利用枠」と「従量課金」を踏まえた全体コストを把握していただくために、Kマッププラグインで利用しているGoogle Maps PlatformのAPIについてご説明します。
Kマッププラグインは、Google Maps Platform の以下のAPIを利用して地図表示やデータ連携などの機能を実現しています。
・Maps JavaScript API: kintone上で地図を表示したり、操作したりするために利用するAPI
・Geocoding API:住所情報から緯度経度を取得するためのAPI
いずれも月1万回の無料利用枠があり、1万回の地図表示や1万回の緯度経度取得が無料枠にて可能になります(※2025年3月現在)。
👉Google Maps Platform料金体系リンク https://mapsplatform.google.com/pricing/
具体例で解説!利用料金の目安
数名〜数十名規模での利用であれば、多くの場合は無料枠内に収まります。仮に超過した場合でも、費用は数千円程度に収まるケースが大半です。
Kマッププラグインで利用している下記2つのAPIについて、無料利用枠の上限を超えた際のコストイメージは以下のとおりです(2025年3月現在)。
・Maps Javascript API |
月1万回まで無料。超過分は1リクエスト0.007ドル(1,000回あたり7ドル) → 約1.05円/ |
・Geocoding API |
月1万回まで無料。超過分は1リクエスト0.005ドル(1,000回あたり5ドル) → 約0.75円/回 |
仮に、APIリクエスト上限を2,000回超過した場合、Kマッププラグインを含むトータルコストは以下のようになります。
・Kマッププラグイン利用料 | 年額120,000円(税別) → 月額10,000円(税別) |
・Maps Javascript API | 12,000リクエスト(超過2,000回) → 約2,100円 |
・Geocoding API | 12,000リクエスト(超過2,000回) → 約1,500円 |
月額あたり約14,000円となり、安価にご利用いただけます。
より正確な料金を知りたい場合は、Google Maps Platformの料金シミュレーターをご利用いただくか、当社サポートまでお問い合わせください。なお、KマッププラグインはAPIを効率的に利用する設計になっているため、過度な料金が発生する心配はありません。
4.気になる2025年3月の無料枠変更の影響は?
変更点を解説!Kマッププラグイン利用への影響
以下は、2025年3月以前より、Kマッププラグイン および Google Maps Platformををご利用いただいている方向けの解説です。2025年3月より、Google Maps Platformの一部APIにおいて無料利用枠の変更が発表されました。
Google社の公式ページも以下リンクとなりますのでご参照ください。
👉Google社発表のサービス変更アナウンス:https://developers.google.com/maps/billing-and-pricing/faq#introducing_essentials_pro_and_enterprise
👉料金体系:https://mapsplatform.google.com/pricing/
以前からKマッププラグインをご利用の皆様への影響としては、以下の点が挙げられます。
- 【無料枠の変更内容】
・改定前:毎月200ドル分の無料クレジットが付与されていた
・改定後: 無料クレジットは廃止され、APIごとに月1万回の無料利用枠が設定。超過分は新料金体系に基づき課金
Kマッププラグインが使用するAPIについては、多くのケースで月1万回以内に収まるため、一般的な利用においては今回の変更による影響は軽微と考えられます。
今後の料金変更の可能性
Google Maps Platformの料金体系は今後も微調整される可能性はありますが、大幅な値上げが行われる可能性は低いと考えられます。Google社は料金体系の透明性を重視しており、変更時には事前告知を行う方針を明示しています。
Google Maps Platformで利用額の上限設定でさらに安心
「予算に上限を設定したい」という場合でも安心です。Google Maps Platformでは、Google Cloud Platform Consoleから以下の設定が可能です。
・月額利用額の上限設定
・1日あたりのリクエスト数制限
・利用料金アラート通知
これらを活用すれば、予期せぬ高額請求を防ぎ、無料枠内または適切なコストで運用が可能です。設定方法の詳細については、ぐーどろプラグインサポートまでお問い合わせください。
5.まずは30日無料トライアルから試してみましょう
ここまで、KマッププラグインとGoogle Maps Platformの料金について詳しく解説してきました。料金体系は少し複雑に感じるかもしれませんが、Kマッププラグインを使えば手軽に高機能な地図機能を実装できます。
30日無料トライアルをご用意していますので、ぜひお気軽にお試しください。実際に操作してみることで、使いやすさや機能、そして気になる料金についても、より具体的なイメージを掴んでいただけるはずです。
・🕺ダウンロードなしですぐに試せるオンラインデモサイト(ID/Pass: tokyo/tokyo)
・Kマッププラグイン説明ビデオ